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髷物
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まげもの
ふりがな文庫
“
髷物
(
まげもの
)” の例文
髷物
(
まげもの
)
小説を特色づける夢とが、私を
鼓舞
(
こぶ
)
してこの驚くべき生産を遂げさしたことだろうと思う。
随筆銭形平次:15 捕物小説は楽し
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
それというのが新派が今まで
髷物
(
まげもの
)
をやって当ったためしがない、例えば高安月郊氏の江戸城明け渡しその他、何々がその適例だ、こんども享保年間の義民伝まがいのもの
生前身後の事
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
従来の型の如き型を破った
髷物
(
まげもの
)
小説は、僅かに、指折ってみて、中里介山の「大菩薩峠」(都新聞)、国枝史郎の「
蔦葛木曾桟
(
つたかずらきそのかけはし
)
」(講談雑誌)、白井喬二の「神変呉越草紙」(人情倶楽部)
大衆文芸作法
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
私は銭形の平次に投げ銭を飛ばさして、「法の
無可有郷
(
ユートピア
)
」を作っているのである。そこでは善意の罪人は許される。こんな形式の法治国は、
髷物
(
まげもの
)
の世界に打ち建てるより外にはない。
随筆銭形平次:13 平次身の上話
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
その意味において、
髷物
(
まげもの
)
の捕物小説のよさはいろいろの制約があるためだと私はいおうとしている。そこにはピストルも無ければ、自動車も電話も無く、青酸加里も無ければモルヒネも無い。
随筆銭形平次:13 平次身の上話
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
髷
漢検1級
部首:⾽
16画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“髷”で始まる語句
髷
髷節
髷形
髷先
髷仮髪
髷尻
髷括
髷頭
髷上半
髷本多