高円たかまど)” の例文
旧字:高圓
目をあげると、東の方春日のもりは、谷陰になって、ここからは見えぬが、御蓋みかさ山・高円たかまど山一帯、頂が晴れて、すばらしい春日和はるびよりになって居た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
ゆふさればころもで涼し高円たかまど尾上おのえの宮のあきのはつかぜ
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
目をあげると、東の方春日のもりは家陰になつて、こゝからは見えないが、御蓋みかさ山・高円たかまど山一帯、頂きが晴れて、すばらしい春日和になつて居た。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
夕されば秋風吹きて高円たかまどの尾花がうへに秋風ぞ吹く 行家
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
萩が花ま袖にかけて高円たかまどの尾上の宮にひれ振るや誰
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)