驛吏曰えきりいはく)” の例文
得其近作以覽觀焉そのきんさくをえてもつてらんくわんす去年夏余復東征きよねんなつよまたとうせいす宿驛亭えきていにしゆくし首問老人近状はじめにらうじんのきんじやうをとふ驛吏曰えきりいはく數年前辭市務すうねんぜんしむをじし老於孤山下村ひとりやましたむらにおゆと余即往訪之よすなはちゆきてこれをとふ從驛中左折數武えきちゆうよりさせつしてすうぶ槐花滿地くわいくわちにみつ既覺非尋常行蹊すでにしてじんじやうのかうけいにあらざるをさとる竹籬茅屋間ちくりばうをくのかん得門而入もんをえている老人大喜らうじんおほいによろこぶ
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)