駅馬えきば)” の例文
旧字:驛馬
その駅々からして駅馬えきばを徴発して其馬それで運送を続けて行くのですから、日に三里かよく行って四里位しか行かないのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
追っ手のあとをあとをと行くことになるから、大丈夫東京へ這入られる。——かれこれと駄々はこねんというお約束です。道中、お歩きもなるまいと思うて、こっそりと駅馬えきばを雇うて参りました。
流行暗殺節 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
駅馬えきばしきりに嘶けば
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
その途筋みちすじでは駅馬えきばを徴発して来ますので、その駅馬なるものはその地方の賦役ふえきとして必ず徴発に応じなければならん。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
チベット人の癖 五月三十日駅馬えきばを雇いシン・ゾンカーを出立しゅったつしましたが、その道々において荷持にもちのテンバを少しくいましめなければならん事があったです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)