駄弁だべ)” の例文
ひとりはその壁画の模写にたずさわっている奈良在住の画家で、もうひとりは京都から同道の若き哲学者である。みんなと一しょに僕も、自分の仕事はあきらめて、夜おそくまで酒場で駄弁だべっていた。
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)