馬鹿竹ばかたけ)” の例文
みんなが馬鹿竹ばかたけの云う事を聞いて、物はためしだ、どうせ駄目だろうが、まあ竹にやらして見ようじゃないかとそれから竹に頼むと、竹は一も二もなく引き受けたが
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「よくってよ、どうせ無教育なんですから、何とでもおっしゃい。人のものを還せだなんて、他人だってそんな不人情な事は云やしない。ちっと馬鹿竹ばかたけの真似でもなさい」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その時町内に馬鹿竹ばかたけと云って、なんにも知らない、誰も相手にしない馬鹿がいたんですってね。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)