飼放かいはなし)” の例文
若しも然らずして単に婦人の一方のみを警しめながら、一方の男子には手を着けず、恰も之を飼放かいはなしにして自儘じまま勝手を許すときは、柔和忍辱の教、美なりと言うも、唯是れ奴隷の心得と言う可きのみ。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)