ぴょう)” の例文
そのうちに彼方の山峡から一ぴょうの人馬が駈け出でてさっと二手にわかれ、彼の進路をさえぎったかと思うと、突然、山上から声があった。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
の雲かと見えたのが、近づくに従って、一ぴょうの軍馬と化し、敵か味方かと怪しみ見ているいとまもなく、その中から馳けあらわれた一人の大将は漆艶うるしつやのように光る真っ黒な駿馬しゅんめにうちまたがり
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)