“頼豪”の読み方と例文
読み方割合
らいごう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日吉ひえ社神道秘密記』に鼠の祠は子の神なり、御神体鼠の面、俗形烏帽子えぼし狩衣かりぎぬ、伝説に昔皇子誕生あるべきよう三井寺の頼豪らいごう阿闍梨あじゃり勅定ちょくじょうあり、百社祈って御誕生あり
主人の言い付けで、織部清治は法性寺へ出向いてみると、阿闍梨はその怨念が鼠になったとか伝えられる昔の三井寺の頼豪らいごうのように、おどろおどろしい長髪の姿で寝床の上に坐っていた。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
頼豪らいごう