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頭弁
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とうのべん
ふりがな文庫
“
頭弁
(
とうのべん
)” の例文
太政大臣家の公達は
頭弁
(
とうのべん
)
などという成年者も
兵衛佐
(
ひょうえのすけ
)
、
太夫
(
たゆう
)
の君などという少年上がりの人も混じって来ているが、他に比べて皆
風采
(
ふうさい
)
がきれいであった。
源氏物語:34 若菜(上)
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
彼女が一条天皇の
中宮定子
(
ちゅうぐうていし
)
の侍女として、この若き中宮の
寵愛
(
ちょうあい
)
を一身に集めていたころ、宮内の私事を司どる
蔵人所
(
くろうどどころ
)
の長官としては、
藤原行成
(
ふじわらのゆきなり
)
(
頭弁
(
とうのべん
)
)、藤原
斉信
(
ただのぶ
)
(頭中将)などがあった。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
“頭弁”の解説
頭弁(とうのべん)とは平安時代以降の日本の官制において、弁官を兼帯した蔵人頭に対する呼称である。初代蔵人頭の藤原冬嗣が少弁であったように、制度初期には少弁と兼任する例もあったが、10世紀後半以降は中弁もしくは大弁が務めた。
(出典:Wikipedia)
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
弁
常用漢字
小5
部首:⼶
5画
“頭弁”で始まる語句
頭弁光雅