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靫
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ゆぎ
ふりがな文庫
“
靫
(
ゆぎ
)” の例文
それから左手をさし伸べて、
天
(
あめ
)
の
羽羽矢
(
はばや
)
の
靫
(
ゆぎ
)
を取つた。最後に両足へ力を入れて、うんと一息に立ち上ると、三本の桷を引きずりながら、雲の峰の崩れるやうに、傲然と宮の外へ揺るぎ出した。
老いたる素戔嗚尊
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
長六閣下は、
垜
(
あずち
)
のほうへ向きなおって、
靫
(
ゆぎ
)
から矢を抜き出す。
キャラコさん:11 新しき出発
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
“靫(
箙
)”の解説
箙(えびら、英: quiver)とは、矢を入れて肩や腰に掛け、携帯する容器のこと。「やなぐい」とも読む。矢筒(やづつ)、靫(ゆぎ/うつぼ)とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
靫
漢検1級
部首:⾰
12画
“靫”を含む語句
靫猿
靫負
靫彦
石靫
靫負佐
靫負尉
靫負庁