“雪堆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せったい50.0%
ゆきやま50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
転げだした。実にとめどもなく急勾配きゅうこうばいをころげていた。一刹那のようでもあったし、ひどく長い時間のようでもあった。ずしんと横にたたきつけられ——彼は雪堆せったいのなかに埋まった。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
橇が引繰り返って投げ出された機みに、雪堆ゆきやまの中へ真逆様に顔を突込むときは、また一段と壮快だ。それから起き上ると身体じゅう真白で髭には氷柱が下っている。
グーセフ (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)