難有ありがたい)” の例文
今これらのことを考えてみると非常に難有ありがたい心持がする。私は十四、五歳の頃五、六人の親しい友があったが皆相応な地位を保っている。
イエスキリストの友誼 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
養母おつかさん、お前は大臣なんてものが、其様そんな難有ありがたいのかネ、——わたしに取つちや一生忘られない仇敵かたきなんだよ——、あゝ、思うてもぞつとする、三月の十五日、私の為めの何たる厄日であつたのか
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)