雍雅ようが)” の例文
褻畫淫曲は、拙なるも猶人を動かすが、之に反して高尚な畫や雍雅ようがの曲は、巧なるも猶俗眼俚耳の賞するところとはならぬ。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
雍雅ようがにして卑俗ならざるもの、醇正にして邪侈ならざるものは、其の中に存するところの者の堂々凛々として汪溢し儼在する有る以上は、皆以て吾が張る氣を誘發して共鳴的作用を起し
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)