随徳寺ずいとくじ)” の例文
なんのためらうところもなく一目散随徳寺ずいとくじをきめこむこと。念のため——他巳吉は鼻先に笑ひを浮かべて舌をだした。
「借金で首が廻らないところから、出先で随徳寺ずいとくじをきめてしまったンじゃあないか」
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)