“陶謙”の読み方と例文
読み方割合
とうけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老太守の陶謙とうけんは、「あの声を聞いて下さい」と、歓びにふるえながら、玄徳を上座に直すと、直ちに太守の佩印はいいんを解いて
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そうだ。近頃、新しく徐州の封をうけて、陶謙とうけんの跡目をついで立った劉玄徳りゅうげんとくを頼ってゆこう。……どうだろう陳宮」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここに、徐州の太守たいしゅ陶謙とうけんはまた、誰に我がこの国を譲って死ぬべきや——を、日ごと、病床で考えていた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)