“阿新丸”の読み方と例文
読み方割合
くまわかまる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少年時代の頼朝よりともの胆力、阿新丸くまわかまるの冒険力、五郎十郎の忍耐力など日本少年は決して弱虫ではない。
空襲警報 (新字新仮名) / 海野十三(著)
つづいて翌四十年七月の第二回(新富座)には「阿新丸くまわかまる」二幕を書いた。同年十月の第三回(東京座)には「十津川とつかわ戦記」三幕を書いた。同時に紫紅君の「甕破柴田かめわりしばた」一幕を上場した。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そして——佐渡ヶ島から資朝卿すけともきょうの一子阿新丸くまわかまるをたすけて、共に島を脱出して帰った報告などあったので——「それよ……」と思い出し、小右京への言伝ことづても、そのせつ右馬介に命じておいた。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)