闇騒やみざい)” の例文
当然その夜も、甲冑かっちゅうの影や馬のいななきも入り交じッて、四門の内外には、あらしのような闇騒やみざいが起っていた。——しかし、ここではまったく、それもよそに。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)