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闃寂
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しんかん
ふりがな文庫
“
闃寂
(
しんかん
)” の例文
急に
周囲
(
そこいら
)
が
闃寂
(
しんかん
)
として来た。
寺院
(
おてら
)
のように
人気
(
ひとけ
)
が無かった。お種は
炉辺
(
ろばた
)
に坐って
独
(
ひと
)
りで静かに留守居をした。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
其時は男盛りの
漁夫
(
れふし
)
と船頭親子と一緒だつた。鰹の取れる頃には、其邊は人で埋まるとか、其日は
闃寂
(
しんかん
)
としたもので、蝦網などが干してあつて、二三の隱居が暢氣に網を
補綴
(
つくろ
)
つて居た。
伊豆の旅
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
闃
漢検1級
部首:⾨
17画
寂
常用漢字
中学
部首:⼧
11画
“闃寂”で始まる語句
闃寂閑