“間語”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
アヒカタ33.3%
アヒガタ33.3%
アヒダガタ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
狂言方の勤める「間語アヒカタり」なども、もどきの口まねから出て、神などに扮した人の調子の低いはずの詞を、大きな声でとりつぐ様な役が分化してゐた。其が、あひ語りまで伸びて行つたのだ。
前してが中入りをした後で、間語アヒガタりと言ふ事をする。其があいである。だからあいとは、間の繋ぎをするからの名称と考へてゐる人もある様だが、其は誤りである。
口語りの盛衰記や、かけあひ話の平家や、猿楽の間語アヒダガタりの修羅などが、橋渡しをしたらしい。盛衰記は幸若を経て、素語りを主とする様になり、太平記にも及んだ。