閑田耕筆かんでんこうひつ)” の例文
閑田耕筆かんでんこうひつ』三に、摂州高槻辺の六歳の男児馬を追って城下に出て帰るに、雨劇しく川みなぎりて詮術せんすべなきところに、その馬その児をくわえて川を渡し、自ら先導して闇夜を無難に連れ帰ったので
近畿きんきとその周囲の諸県でケンズイという語は、『閑田耕筆かんでんこうひつ』にもすでに注意しているごとく、「間食」の呉音ごおんであって寺家から出た言葉らしいが、是を東国の小昼飯の意味に農村では用いており
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)