“長尺”の読み方と例文
読み方割合
ちょうじゃく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これを一か月間に白布はくふ一反ずつ長尺ちょうじゃくに織りあげさせ、ぬのの端にその村の地名を書き、それぞれ役人があずかりおいて、命令によってただちに駅送えきそうする。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
その夢は、胎児自身が主役となって演出するところの「万有進化の実況」とも題すべき、数億年、乃至ないし、数百億年に亘るであろう恐るべき長尺ちょうじゃくの連続映画のようなものである。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
全部で七十八と云う長尺ちょうじゃくだが、まだまだやっと三十場しか済んで居ない。酔って居るのでどうやら辛抱が出来るものゝ、しらふであんなものを一時間も見せられたら、実際やり切れたものじゃない。
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)