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鐵線
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はりがね
ふりがな文庫
“
鐵線
(
はりがね
)” の例文
新字:
鉄線
兩岸から
鐵線
(
はりがね
)
で吊つたあぶなげな假橋が川を跨げて居る。橋の口に立札がある。文言を讀めば、曰く、五人以上同時に渡る可からず。
熊の足跡
(旧字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
勿論
巖岨
(
いはそば
)
を
截
(
き
)
り削つて造つた道だから、歩を誤つては大變であるが、鐵の棒を巖へ立てたり、力になるやうに
鐵線
(
はりがね
)
を
架
(
わた
)
してあつたり、親切に出來てゐるから危いことも無い。
華厳滝
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
ひて、
鐵線
(
はりがね
)
の
嚢
(
ふくろ
)
に
人
(
にん
)
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
店頭
(
みせさき
)
で見つけた眞桑瓜を買うて、天鹽川に往つて見る。可なりの大川、深くもなさゝうだが、川幅一ぱい茶色の水が
颯々
(
さあ/\
)
と北へ流れて居る。
鐵線
(
はりがね
)
を引張つた渡舟がある。
熊の足跡
(旧字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
鐵
部首:⾦
21画
線
常用漢字
小2
部首:⽷
15画
“鐵線”で始まる語句
鐵線蓮