鐘楼しようろう)” の例文
旧字:鐘樓
鐘楼しようろう——それは今でもある、その鐘楼の隣の不動堂、蝋燭らふそくの灯、読経どきやうの声、消えたことのない不断の火、その賑かな光景の向うには、更に一層賑かな明るい灯、料理店、湯屋
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
といつてその子は周囲まはりを見まはした。そして鐘楼しようろうに眼をつけると
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
その鐘楼しようろうの鐘こそは
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)