えり)” の例文
家が近所にあったところから、ちいさいおりの馴染なじみであった、おかなと云うその女が、まだ東京で商売に出ている時分、兄は女の名前を腕にえりつけなどして、嬉しがっていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)