トップ
>
鏃師
>
やじりし
ふりがな文庫
“
鏃師
(
やじりし
)” の例文
梯子をあがりながら一つの疑念——「どこかで見たことのある男だが? ……ただの
鏃師
(
やじりし
)
ではない、たしかにどこかで? ……」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「まかりでました者は、富士の
裾野
(
すその
)
の住人
鼻
(
はな
)
かけ
卜斎
(
ぼくさい
)
の弟子
鏃師
(
やじりし
)
の
蛾次郎
(
がじろう
)
と申す者、ご主人半助さまに、至急お目にかかりとうぞんじます」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
従者だけをそこから下城させて、スタスタとふたたび
曲輪
(
くるわ
)
へ帰りだしたのは、もと裾野では
鏃師
(
やじりし
)
の鼻かけ
卜斎
(
ぼくさい
)
——いまではこの城の
礎
(
いしずえ
)
とたのまれる
上部八風斎
(
かんべはっぷうさい
)
だった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鏃
漢検1級
部首:⾦
19画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
“鏃”で始まる語句
鏃
鏃鍛冶
鏃形
鏃下
鏃鍛