鍾乳洞しょうにゅうどう)” の例文
団員のかつら正一君と篠崎始しのざきはじめ君とが、奥多摩おくたま鍾乳洞しょうにゅうどうを探検しようじゃないかと、ねっしんに主張しました。
妖怪博士 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ただ孔が横にそれて、鍾乳洞しょうにゅうどうのようになっているところへはいると、きゅうに暗くなって、大いに気味が悪い。先は真暗で、どこまでつづいているのか見当がつかない。
黒い月の世界 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
天井から鍾乳洞しょうにゅうどうのようにたれさがっている無数のふくらみは、あれは乳ぶさのむれであろうか。
影男 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
奥多摩おくたま鍾乳洞しょうにゅうどうで会ってから、もう何年になるかな。あの時きみはすぐ刑務所に入れられたが、一年もしないうちに、刑務所を脱走して、どこかへ姿をくらましてしまった。
青銅の魔人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
鍾乳洞しょうにゅうどう
探偵少年 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)