鍼灸しんきゅう)” の例文
「われ、まず鍼灸しんきゅうをもって汝を殺さん」といいて狐憑き者を捕らえ、その腹をあんじて塊あらば、そこに鍼灸せんに
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
伝六がいったあのときの駕籠の中の鍼灸しんきゅうの道具箱を、たいせつなもののようにそばへ引きよせて、本人なる宗助自身は、巧みなその早変わりを利用しつつ
その後にまた麻布あざぶ伊藤泰丸いとうやすまる氏から手紙をよこされて、前記原氏のほかに後藤道雄ごとうみちお青地正皓あおじまさひろ相原千里あいはらせんり等の各医学博士の鍼灸しんきゅうに関する研究のある事を示教され
自由画稿 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
せめて生活の業にもと近頃では鍼灸しんきゅう師の資格試験の準備中なのでありました。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)