鈎型かぎがた)” の例文
深く刺さった鈎型かぎがたくちばしを一気に引き離すと、黒血のしたたる手首を無我夢中にふりまわしたが、そのはずみに籠の底が脱けてバッタリ落ちたので、赤い鳥は得たりとばかり外へ飛び出して
いなか、の、じけん (新字新仮名) / 夢野久作(著)