釣鐘草つりがねさう)” の例文
或る温室では釣鐘草つりがねさうあふひ棕櫚しゆろかぶりを振つてゐるだらう
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
みちのくにいとけなくしてかなしみし釣鐘草つりがねさうの花を摘みたり
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
光れる釣鐘草つりがねさうのなかに頬をうづめたる病児びやうじのごとく
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
花が咲いた……あはれな石竹と釣鐘草つりがねさう
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
汽車が來た、——釣鐘草つりがねさうのそばに
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
ちらつく花、釣鐘草つりがねさう
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)