“針目博士”の読み方と例文
読み方割合
はりめはくし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右にかかげた日記ふうの感想文は、その署名によって明らかなとおり、針目博士はりめはくしがしたためたものである。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
川内警部は、ことごとに、鼻をならしたり、舌打したうちをしたりして、針目博士はりめはくしに反抗の色をしめしていたが、第二研究室にはいるときだけは、検事にならって、しずかにはいった。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
血色けっしょくのいい手がそのコップをにぎっている。誰だろうかと検事がその声の主をあおいでみるとそれは針目博士はりめはくしだった。そしてそのまわりに、検事の部下たちの頭がいくつもかさなりあっていた。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)