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金穀
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きんこく
ふりがな文庫
“
金穀
(
きんこく
)” の例文
大将のほうもよく心得ていて、過分な
金穀
(
きんこく
)
で忠誠の精神を買付ける。わずかの軍功に目をむくほどの褒美を投げだしてみせる。
うすゆき抄
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
将軍家に慶事があったのなら、罪人を放ち
金穀
(
きんこく
)
を施与するのが当然ではないか、去定はそう云いたかったのだ。
赤ひげ診療譚:03 むじな長屋
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
一、官に学校を立つれば、
金穀
(
きんこく
)
に差支えなくして、書籍器械の買入はもちろん、教師へも十分に給料をあたうべきがゆえに、教師も安んじて業につき、貧書生も学費を
省
(
はぶ
)
き、書籍に不自由なし。
学校の説:(一名、慶応義塾学校の説)
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
にもかかわらず、上にある人々は、その点を反省することなく、依然として
小人奸者
(
しょうじんかんじゃ
)
に大切な政治を任せ、ただただ下民を悩ませ、
金穀
(
きんこく
)
を取立てる手段ばかり講じている、とか。
花も刀も
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
而
(
しこう
)
してその政権はもとより上士に
帰
(
き
)
することなれば、上士と下士と対するときは、藩法、常に上士に便にして下士に不便ならざるを得ずといえども、
金穀
(
きんこく
)
会計のことに
至
(
いたり
)
ては上士の短所なるを以て
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
穀
常用漢字
小6
部首:⽲
14画
“金穀”で始まる語句
金穀出納元締役