“金穀”の読み方と例文
読み方割合
きんこく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大将のほうもよく心得ていて、過分な金穀きんこくで忠誠の精神を買付ける。わずかの軍功に目をむくほどの褒美を投げだしてみせる。
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
将軍家に慶事があったのなら、罪人を放ち金穀きんこくを施与するのが当然ではないか、去定はそう云いたかったのだ。
一、官に学校を立つれば、金穀きんこくに差支えなくして、書籍器械の買入はもちろん、教師へも十分に給料をあたうべきがゆえに、教師も安んじて業につき、貧書生も学費をはぶき、書籍に不自由なし。