のみつ)” の例文
机を構へたものゝ何か若気の至りとでもいふかのやうな夢と不安に追はれて転々幾度いくたび——鳥跡の霞を追ふが如くに遥なる想ひをのみつくさうといふやうな、怕れから怕れへと踏み迷うたわけではあるが
書斎を棄てゝ (新字旧仮名) / 牧野信一(著)