酒精浸アルコオルづけ)” の例文
寝覚ねざめの思いの取留め無さも、酒精浸アルコオルづけまむしが、瓶の口をば開けてべ、と夢枕に立った、とまでになる、と結句可笑おかしく、幻に見たおんなの顔が、寝た間も忘れぬその人を、いつもの通りうつつに見た
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)