鄧賢とうけん)” の例文
「貴公の一がなければ、鄧賢とうけんのために討たれていたかも知れない。つつしんで高恩を謝します」と、ひざまずいて頓首した。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「敵の先陣は、蜀の名将、冷苞れいほう鄧賢とうけんの二将と聞く。これを破るものは、成都に入る第一の功名といえよう。誰かすすんでそれを撃破してみせるものはないか」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その城頭からは、李輔りほ鄧賢とうけんなどという魏将が雨あられと、矢を放っていた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、痛嘆する一部の側臣を尻目にかけ、劉璝りゅうかい冷苞れいほう張任ちょうじん鄧賢とうけんなどは
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
冷苞れいほう劉璝りゅうかい鄧賢とうけんなどという幕将たち、手に手に剣を抜きつれて
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鄧賢とうけん張任ちょうじん冷苞れいほうなどこもごもに出てはそれとなく
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)