“邑智(おおち)” の例文
ジュズ花というのはこの花の茎を折って、珠数(じゅず)の形に真似(まね)て首に掛けて遊ぶからで、播磨(はりま)一国だけでなく三河の宝飯郡・石見の邑智(おおち)郡等にも同じ語がある。
人麿が馬に乗って今の邑智(おおち)郡の山中あたりを通った時の歌だと想像している。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
石川を現在の江川(ごうのがわ)だと見立て、邑智(おおち)郡粕淵(かすぶち)村の津目山(つのめやま)を鴨山だろうという仮説を立てたのであったが、昭和十二年一月、おなじ粕淵村の大字湯抱(ゆかかえ)に「鴨山」という名のついた実在の山を発見した。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)