遠濤とおなみ)” の例文
中からは遠濤とおなみの音のような人の泣声が聞えてきた。それは物凄い、肉を刻まれ骨を砕かれる時のような叫びであった。譔はもう足がすくんでしまった。
令狐生冥夢録 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)