連子格子れんじごうし)” の例文
その店は、重畳の浪をき並べた甍。びた紋どころに緑青ろくしょうの噴いている銅板の表羽目、長煙管を持った花魁おいらんの二の腕までは差出されるが顔は出ない狭間に作られてある連子格子れんじごうし
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)