“逆目”の読み方と例文
読み方割合
さかめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
逆目さかめを削る大工があろうか。流れに沿う舟は滑かに走る。「まかせてくれまかせてくれ」と弥陀みだは叫んでいると教えられる。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
一日に三匁とる職人が逆目さかめかんなをかけて恥ずかしいとも思わない、ひどいのになると尺を当てる手間を惜しんで押っ付けてのこを使うんだ、そのうえ云いぐさが
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
逆目さかめを避けたひのきの一まい板に、筆ぶとの一行——「柳生源三郎様御宿やぎゅうげんざぶろうさまおんやど」とある。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)