“辰巳園”の読み方と例文
読み方割合
たつみのその100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしはまた更に為永春水の小説「辰巳園たつみのその」に、丹次郎が久しく別れてゐた其情婦仇吉を深川のかくれ家にたづね、旧歓をかたり合ふ中、日はくれて雪がふり出し
雪の日 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
先ず「娘節用むすめせつよう」が序開きで、それから「春色梅ごよみ」「春色辰巳園たつみのその」などというものが皆んなの眼に這入って、お近さんまでが狂訓亭主人の名を識るようになると
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
わたくしはまた更に為永春水ためながしゅんすいの小説『辰巳園たつみのその』に、丹次郎たんじろうが久しく別れていたその情婦仇吉あだきちを深川のかくれにたずね、旧歓をかたり合う中、日はくれて雪がふり出し
雪の日 (新字新仮名) / 永井荷風(著)