“轢潰”の読み方と例文
読み方割合
ひきつぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時より三年前の或る秋の夜——恰度その夜は冷い時雨しぐれがソボソボと降っておりましたがな——H駅の近くの陸橋ブリッジの下で、気の狂った四十女の肉体を轢潰ひきつぶしてしまった時から
とむらい機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
転車台でクルリと一廻りして扇形機関庫ラウンド・ハウスへ連れ込まれたD50・444号ですが、一寸調べて見ると、何処でいつの間に轢潰ひきつぶして来たのか、こいつがその「ミソ」の部類に属する奴なんです。
とむらい機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)