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軽輩
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けいはい
ふりがな文庫
“
軽輩
(
けいはい
)” の例文
家老上席から、城代以下、
軽輩
(
けいはい
)
の
士
(
さむらい
)
にいたるまで、これだけの人数が、城内の一室に集まるようなことは、よほど、戦時か何かでなければ見られない。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
或は、藩の中で、
軽輩
(
けいはい
)
の身では、自分以上の、苦境だったかもわからない。家老の矢沢
監物
(
けんもつ
)
が後援する直胤一門の圧迫もあったろう事は、想像に難くない。
山浦清麿
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
内匠頭
(
たくみのかみ
)
の小姓に上ったのが奉公の初めで、浪士のうちの多数は、
軽輩
(
けいはい
)
でも、二代、三代の重恩をうけているが、十郎左などは、君家には、極めて、御恩の浅い方で、復讐に加盟しなくとも、誰も
べんがら炬燵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
人の
為
(
な
)
し得ない軍功をきっと土産にして
凱旋
(
がいせん
)
するのだった。つい数年前までは、槍組の
軽輩
(
けいはい
)
であったのに、今度の戦ではもう先手組の
侍頭
(
さむらいがしら
)
として、五百人の兵をあずかって出陣を命じられている。
篝火の女
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“軽輩”の意味
《名詞》
地位が低い者。身分が卑しい者。
(出典:Wiktionary)
軽
常用漢字
小3
部首:⾞
12画
輩
常用漢字
中学
部首:⾞
15画
“軽輩”で始まる語句
軽輩者