“踞坐(きょざ)” の例文
例の吃男は踞坐(きょざ)して何か奇妙な呪文をぶつぶつ唱えているばかり、返事もくれぬのだ。爺が吃男の土幕の中を覗いたのはそれが始めてだった。
土城廊 (新字新仮名) / 金史良(著)
あるいはみずから村閭(そんりょ)の政治家をもって任じ、威権戸長を凌ぐの郷紳も、その傍輩(ぼうはい)と炉辺に踞坐(きょざ)するときには、あまりに現今わが邦変化の不思議に驚き、将来はいかがあらんと相談ずることもあらん。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)