“足長”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あしなが66.7%
たりなが33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甲州の足長あしなが殿は一時退いたが、三方ヶ原以来、なお多事多端に明けた翌年の天正元年——春もまだ浅い頃だった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その三河武士が、信玄をさして「足長あしなが、足長」とあだ名しているのは、どういうわけかというと、かつて信長から主人に来た書状のなかに、そういう警句けいくが書いてあったのを、家康が見て
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この「手長」を賀茂真淵翁は、「手」は発語で単に長い意味だと云い、本居宣長翁は「足長たりなが」の義だと説かれたが、自分はやはり手長の神に関係して考えたい。
手長と足長:土蜘蛛研究 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)