資性しせい)” の例文
本堂はもとよりひっそりしている。身動きさえ滅多めったにするものはない。校長はいよいよ沈痛に「君、資性しせい穎悟えいご兄弟けいていゆうに」
文章 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
両判事とも、資性しせい温厚、学者肌の人で、確執や怨恨えんこん関係なぞの、あるべきはずがない。
棚田裁判長の怪死 (新字新仮名) / 橘外男(著)
もっともたった三十分の間に資性しせい穎悟えいごにして兄弟けいていゆうなる本多少佐を追悼ついとうするのは多少の困難を伴っている。
文章 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
資性しせい穎悟えいご兄弟けいていゆうにですね。じゃどうにかこじつけましょう。」
文章 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)