“資名”の読み方と例文
読み方割合
すけな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……が、その御兄弟、資名すけな、資明の二卿は、持明院統につかえられ、例の、西園寺公宗きんむねの北山事件に連座して、いまはいずこかに蟄居ちっきょの身とか聞いておる
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがてまた、三条の実継さねつぐや日野中納言資名すけななどもこれへ来て、奉侍ほうじした。久我こがさきノ内大臣もやってきた。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
灯はなく、天皇の御寝ぎょしの場とて、すぐそこの炉の床だった。そして按察使あぜちノ大納言資名すけなは、土間へじかにむしろを敷き、破れ壁にもたれて、眠るともない姿でいた。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)