貪汚たんお)” の例文
われは惨虐と、貪汚たんおと、漂浪と、ただれたる恋と、飽くことなき血を好む——と、お銀様はいてこれをいおうとしたが、おぞくも涙にくれて、それは立消えとなりました。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)