貢進たてまつ)” の例文
ここに火遠理の命、そのまかだちを見て、「水をたまへ」と乞ひたまふ。婢すなはち水を酌みて、玉盌に入れて貢進たてまつる。
またはな佐久夜さくや毘賣を使はしては、木の花の榮ゆるがごと榮えまさむと、うけひて貢進たてまつりき。
かれここに天の迦久の神を使はして、天の尾羽張の神に問ひたまふ時に答へ白さく、「かしこし、仕へまつらむ。然れどもこの道には、が子建御雷の神を遣はすべし」とまをして、貢進たてまつりき。