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講中
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こうちゅう
ふりがな文庫
“
講中
(
こうちゅう
)” の例文
世話役の者共も恐れ入って、委細承知のお請けをしましたが、元来この造り物は、江戸の
講中
(
こうちゅう
)
からの奉納ではなく、京都の講中の供え物でした。
半七捕物帳:65 夜叉神堂
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
言っているとき、またひとりそわそわしながらおりて来た五十がらみの、同じように
講中
(
こうちゅう
)
姿した男がありました。しかもそれがやはり言うのです。
旗本退屈男:06 第六話 身延に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
笹村の前には、
葱青
(
あさぎ
)
、
朽葉
(
くちば
)
、紺、白、いろいろの
講中
(
こうちゅう
)
の旗の
吊
(
つ
)
るされた休み茶屋、綺麗に掃除をした山がかりの庭の見えすく門のある料理屋などが幾軒となくあった。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
江の島の宿屋へ行き着いて、ここで
午飯
(
ひるめし
)
をすませて弁天のやしろに参詣した。今度の開帳は下の宮である。各地の
講中
(
こうちゅう
)
や土地の参詣人で狭い島のなかは押合うほどに混雑していた。
恨みの蠑螺
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「
講中
(
こうちゅう
)
と一緒に
身延
(
みのぶ
)
へ御参詣にまいりました」
半七捕物帳:64 廻り灯籠
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
“講中”の意味
《名詞》
信仰の講社をつくり、社寺に参詣する仲間。
頼母子講などの仲間。
(出典:Wiktionary)
講
常用漢字
小5
部首:⾔
17画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“講中”で始まる語句
講中宿
講中手拭